三重県環境学習情報センター

水質チェック

水質チェックはCOD(Chemical Oxygen Demand)をパックテストを使って測定します。COD(化学的酸素要求量:単位mg/l)は、水の汚れを表す指標のひとつです。

所要時間 60分〜90分程
人 数 50人まで
対象年齢 小学校 中学年以上
事前に用意する物 調べる水(100ml程度)
持ち物 筆記用具、メモなど

事前準備

◇出前講座の場合

●場所:理科室や家庭科室のような、濡れてもいい机がある場所(部屋)
●用意していただく物
・黒板又はホワイトボード
・雑巾
・必要な分のCODパックテスト
※理化教材を扱っている会社などで購入できます。用意が難しい場合は、1本100円で販売します。
・準備していただく水の種類の例(7〜10種類がのぞましい)
井戸水、川の水、池の水、用水路の水、雨水、湧き水、お米のとぎ汁、食器を洗った水、洗たくの水、お風呂の残り湯、手を石けんで洗った水…など


◇センターに来館される場合

・準備していただく水の種類の例(7〜10種類がのぞましい)
井戸水、川の水、池の水、用水路の水、雨水、湧き水、お米のとぎ汁、食器を洗った水、洗たくの水、お風呂の残り湯、手を石けんで洗った水…など
※余った水は持ち帰りとなります。水の持ち運びはこぼれないようにご注意下さい。

水質チェックの手順

CODパックテスト。この中に入っている薬品と水の中のよごれの成分が反応して、色が変わります。

    

ペットボトルなどに水を取った場合は、軽く振りまぜてからビーカーに水を入れます。

パックテストの栓を抜いて、スポイトと同じ要領で、パックテストの半分まで水を吸いこませます。
※一回で半分まで水を入れられなかった場合は、中の薬品が出てしまわないように注意して、もう一度水を吸いこませます。
※薬品が出てしまうと測定できません。

水を入れたら、置いておいたパックテストの栓を戻します。パックテストを軽く振って、水と薬品をまぜ、反応するまで5分間置いておきます。
※測定時の気温や水温によって置いておく時間は変わります。

5分後、色見本と変化したパックテストの色を比べ、その色からCODの数値をよみとり記録します。そして結果を発表します。

それぞれの水のCOD測定値を見て、どんなことが言えるか考えます。
生活排水が川や海をよごしていることから、COD値の高い排水を流してしまわないようにするには、どうしたらよいか考えて発表します。